転職後に注意するポイント
介護業界内にはその職場ごとに独自のルールが存在し、対応も異なってきます。そのため、介護の新しい職場に転職したときには、最初は自分のスキルが通用するか不安もあるでしょう。そこで今回は、介護業界に転職したあと、どのような点に気をつければいいのかをまとめました。
転職後に注意すべきポイント
介護経験者であれば、即戦力として期待をされることも多いですが、実際に現場で求められているレベルの対応ができるかは働いてみないとわかりません。介護業界に再転職する際には、介護技術などについての自己主張は控えたほうがよいでしょう。職員の対応を観察し、現場の環境や雰囲気をつかむことが先決です。現場のルールに対応できると、従業員同士のトラブルをさけられ、職場に早い段階でなじむことが可能になります。転職後の新しい環境で円滑に仕事をしていくには、施設利用者の特徴や介護方法をまとめ、職場になじむ努力に徹することが欠かせません。
新しい職場での対応について
介護業界の慢性的な人手不足のため、具体的な研修がままならない施設も存在します。また夜間勤務など業務体制が自分が希望する時間帯と違うと不満につながり、仕事をはじめた直後であってもトラブルを引き起こしてしまいかねません。職場で疑問に感じることがあれば、すぐに質問をして不安を解消しておきましょう。
転職後の職場で早くなじもうとがんばりすぎると、日常生活に悪影響がでてきます。新しい職場になってすぐの期間、ストレスを感じないためにも睡眠時間の確保や気分転換など、心身のリフレッシュをおこなうことも重要です。また、神経質になり過ぎないように心掛け、適度に集中できる環境があるとさらによいでしょう。最初の期間は周囲の評価を気にしないで、大きな問題と捉えず、自分のペースを作り上げていくことも大切なのです。
現場で感じる実際の注意点
介護経験のある人が転職するときに注意したいのは、さまざまな事態に完璧に対応できると思ってしまうところです。介護経験があるからといってすぐに現場に適応できると思っていても、完璧な対応ができる職場はありません。介護職は周囲の人と連携をとりながら業務にあたることが大切です。経験者は技術的に問題がなくても、仕事でかかわる周囲の人たちとのトラブルがでてくる場合があります。経験者だからということで周囲から期待されて業務にあたったけれども、臨機応変に対応することがでず自信を喪失してしまった、という介護職経験者もいます。面接時に自分の能力を大きく評価し過ぎて介護経験上の個人的主観でアピールしたことが原因となり実際の業務で自信を失う、といったこともあります。こだわりが強いと新しい職場のやり方になじめず、逆に未経験者よりも対応に戸惑うことがあるので注意が必要です。